有限と無限の間

真の生きる道を模索中。

暗すぎるわたしの妊娠生活①

あまり更新していないブログですが読んでくださる方がいらっしゃるようで、とてもうれしいです。何を求めてきてくださっているのか気なるところですが、とってもとってもうれしいです。(語彙力があまりない)

 

今回からは妊娠期のことを書こうと思います。

こちらの記事の続きですね。妊娠したいと頑張ってた(?)時期のエントリーはこちらです。 ↓

yaniyo.hatenablog.com

 

死産してから焦って子供を欲したけれど全くうまくいかず赤く染まるパンツを見ては泣いてる日々でしたが、こどもはまぁいいや、さぁ好きなことして生きてこう!!と悟りを開いたら突如として妊娠しました。

待望の赤ちゃんを授かることができて妊娠検査薬で陽性反応が出た時は本当に嬉しくて、やったぁ~となり夫に話したことを覚えています。しかし、これでやったぁ~happy~世の中バラ色~~っとは全くなりませんでした。

 

それは、妊娠=また死産するかもしれない。。

 

という考えが頭から離れないからです。

 

病院に行くのもすごく怖いんです。前の子は病院で大きな病気があると告げられたからです。また同じこと言われるんじゃないかと思うと体がこわばってしまうのです。

 

妊娠したら嬉しくて病院にすぐ行って妊娠しているか確認とりたい気持ちもあるのですが、過去のトラウマが大きくて大きくて病院自体が怖くてしょうがない。

 

しかし、病院は決めなくてはいけません。私はこのときの病院の選び方が本当に適当でした。高齢出産だし持病もあるので大きな病院を選ぶべきなのに(前はそうしてました。)大きな病院に行ってまた同じ体験をするんじゃないかと思うとそれができないのです。私は電車1本で行ける個人病院を選びました。ここなら、何かあったら大きな病院を紹介されるだけで決定的なことは言われないだろうというそれだけの理由で選びました。今思うとひどすぎですね。。。

 

病院に行きたくない~と夫にだだをこねていました。いい歳なんですけどね・・・。夫は行かなくちゃしょうがないでしょ?と当たり前の事言われていました。

 

意を決して病院に行ったことを覚えてます。なるべく何も感じないように自分の魂が少し自分から離れているような感じで病院に向かいました。

 

病院は個人病院なので前に通った総合病院に比べるととても小さかったです。病院内はロココ調?というのでしょうか、ピンク色の優雅なつくりをしていました。待合室はとても込み合っていて、お腹の多いな妊婦さんや付き添いの男性や小さなこども、婦人科も併設していたので幅広い年齢層の女性が診察を待っていました。

 

診察を待っていると私の名前が呼ばれ、診察室に入りました。中年の男性の先生が座っていました。前の生理がいつだったかなどの質問に淡々と答えた後に、調べますので診察台に乗ってくださいと言われました。ズボンも下着も脱いで診察台に乗り、膣に器具を突っ込まれました。(あの器具はなんていうのだろうか)横にカメラがあって、中の様子がわかりました。なんか小さいものが動いているなぁてのをぼんやりした目でみていました。

 

先生「赤ちゃんはきちんといますね。子宮外妊娠でもないから安心してください。でもちょっと胎嚢が少し小さいかな?これは様子をみましょう」

 

わたし「はい」

 

診察が終わると「2週間後にまた来てください。」と言われました。

 

特に感動することもなく、でも、ああ、妊娠したんだなとい事実を知ったという感じでした。うれしいという感情を持つと失った時にまた悲しむのが怖いので何も感じないようにしていたんだなと今となってはそう思います。そして、胎嚢が小さいというわれてまた何かあるんじゃないかと怖くなりました。

 

次の予約を取り、病院を後にしました。

家に帰って胎嚢が小さいと言われた。また何かあるかもしれないと夫に不満をぶちかましました。夫は妊娠前も妊娠中もこんな私の相手をするので本当に大変だったと思います。

 

2週間後また病院で診察してもらうと先生から「胎嚢も大丈夫だね。」といわれてめちゃくちゃホッとしました。

そして、出産予定日が書いてあるピンクの紙を渡されました。そこには「ご妊娠おめでとうございます」と書いてありました。

 

私は前の妊娠の時誰もおめでとうと言われませんでした。分娩も誰もおめでとうと言ってくれませんでした。死産しているので当たり前なのですが。

前の病院では妊娠が確定した時もおめでとうとは言われませんでした。昨今は妊娠を知るのが超初期で流産など起こるケースが多いためあまりおめでとうとは言わないと何かで読みました。この病院でも先生方や看護師の方からおめでとうとは言われなかったのですが、紙に「おめでとう」という書いてある文字を見て嬉しくて泣きそうになりました。おめでとうと言われるのってなんて幸せなことなんだとうと思いました。ただの紙切れ一枚だけど、本当に嬉しくて嬉しくて待合しつで少し泣きました。

紙を眺めながら、でも本当におめでとうなことになるのかな?なんて考えながらお会計を待っていたのを覚えています。

 

 

この「ご妊娠おめでとうございます」と書いてある紙を未だに冷蔵庫に張り付けています。夫からもう捨てたら?と言われても捨てられません。妊娠をおめでとうと言われた初めての経験。うれしくてしょうがなかったんだもの。

でなところで、今回は失礼させて頂きます。