妊活がなんで辛いか考えてみた
続きを書こうと思ったのですが、ここで自分なりに妊活というものを考えてみました。
私は高度な治療をしたわけでもないし、何年もこどもができなくて辛い思いをしたわけではありませんが、妊活は辛いもんなんだなということが今回の経験で実感しました。
妊活のゴールは妊娠なのですが、病院に通ったり、検査したり、ネットをみて自分なりに体のことを気をつけてみたりと日々の努力が必要不可欠であり、そしてその努力が必ずしも報われるわけではないという。。。
毎月毎月生理が来て、パンツが赤く染まっているのをみたときの絶望感。
短い間ではありましたが、私ですら号泣してしまいました。死産とはまた違った辛さがあるのなだなと知りました。
そこで、なんでこんなに妊活は辛いのか?というのを自分なりに考えてみました。
1、そもそも自分が妊娠しやすいかどうかなんてわからない。
我々はおぎゃーと泣いてからある程度育つまでは、周りのことなど気にせずに生きてきましたが、保育園、幼稚園、小学校に通いだし周りが見えてくると自分が出来ないこと、出来ることがわかってきます。
簡単にいうと、足が速い、遅い。成績が良い、悪い などなど。
受験なんて始まってくると嫌でも自分の偏差値はわかってくるし、どこらへんのレベルの高校、大学に行けるかもわかってきます。
しかしながら、妊娠できるかどうかはその時になってみないとわかりません。
スタンダードな流れであると結婚してしばらくたって子供でも作るか~となり、あれ?なかなかできないぞ?となって初めて自分の妊娠ポテンシャルに気が付くのです。
言うなればこの時になるまでわかりようがないのです。
今まで妊娠できる、できないなんて考えもしていなかったのに、いきなり現実を突き詰められる。これは妊娠したいと思った女性にはかなり辛いことだと思います。
2、自分ひとりではなんともできない。
昨今は妊活というワードが巷に出回ってきているので、妊娠できるかどうかを気にされている女性は前より増えているとは思いますが、妊娠とはひとりでなんとかできるものではありません。
妊娠は相手ありきのものなのです。
自分が問題がなくても相手にあったり、またその逆もしかり。
しかしながら、妊娠するのは女性であり病院に通うなどの負担がかかるのはどうしても女性であります。そうすると理不尽を感じやすいのではないかなと思いました。
3、努力が報われるとは限らない。
我々は努力すれば何とかなる、努力をすれば報われると学校で育てられてきました。真面目な日本人であれば、努力すればなんとかなるものだと考えがちです。
まず、世の中の人口は2019年77億人だそうです。
こんだけ人口が増えてるわけなので、簡単に妊娠するもんだよね、など単純な私は考えていました。
上記で書いたように、ある程度自分の偏差値や所属している会社などで自分のこの先の年収なんかは予想しやすいものですが、妊活ほど先の未来が予想できないものはないんじゃないかなと思いました。
どんなに高度な治療をしても授かるとは限らないし、保証もない。
努力しても努力して結果がでないことに焦ってしまうものなのだと思います。
4、月1回しかチャンスがない
人間の生殖の構造上、どうしても月1しか妊娠するチャンスがありません。もし、生理が来てしまったら、またあと1か月待たねばなりません。
そして、トータルで考えると1年で12回しかチャンスがないのです。この忙しい現代社会、こんなに気長にかまえなくていけないことってそんなにないんじゃないかと思います。
5、自分が責められている感じがする
これは被害妄想がとても高いわたしが感じたことなのですが、卵巣、子宮などの器官が繁殖するには少し問題がありますよと言われてるだけなのに、己自身の人格、体、すべてを否定されているように感じること。
胃が痛いから医者に行って、消化がする力が少し落ちてますねと言われても自分を否定されたと感じる方は少ないと思いますが、なぜか繁殖能力に関してだと男・女が終わったと感じ、自己肯定感が徐々に低くなっていくのです。
ただ単なるひとつの体の器官のことなのに妊娠に関してはかなりセンシティブに考えがちになってしまうのです。
6、周りがどんどん妊娠していく焦り
これはもう書いて字がごとく。周りは簡単に妊娠しているように思えてしまい、なぜ自分だけが妊娠しないのだと感じてしまうこと。
友達はこどもを妊娠し、育てていくというステージに進んでいるのに自分は進めない。これらは結婚などに同じですよね。他人の芝生が青く見えてしまう。人間だものこう思ってしまうことは仕方がないことですが、焦りとは辛いものです。
以上、自分なりに考えてみました。
書き連ねてみるとこういった思いを持ちながら妊活をするというのは本当に大変なことだと改めて思いました。
次回からは、また続きを書こうと思います。
ではこのへんで~~。